Meath Magazine
Vol.3
バランスウェイト、
使ったことありますか?
2025年3月16日
文、構成:ミース編集部

これは、私が使っている同じスペックの2本のラケット。2本ともMIg 136φを57LBで張ったのですが、打ち比べてみると手前のダークブラウンの方は少しヘッドが軽くインパクトの瞬間に微妙に面がぶれるというか頼りなさを感じる。スピンでガンガン打ってくる相手と練習をすると、ボールに対してラケットが打ち負けているような感じがする。ネットの手前で失速しているような。面が負けている感じ。 もう片方はそんな感じはないので、なぜだろうと考えていました。実はこの2本 私のカスタムで、カーボンの内部に発泡ウレタンを長いパイプを使って充填してある。念のために言っておくと、真似しない方がいい。打感は良くなるが、この作業は かなり面倒でしかも手作業ではあまり上手くいかない。機械制御で安定した発泡と一定の移動スピードを保てないと均一にならないからだ。良く発泡したところは軽く、発泡が不十分なところは樹脂が飴色に固まって重くなる。おそらくその発泡率の加減で重量配分が変わっていたようだ。
それで、どうしたかって言うと 写真のようなバランスウェイトを1箇所だけ取り付けてみた。先端に +3グラム。すると、簡単に良くなりました。一般的には、ゲージを変えたり、グリップを本革に巻き変えたり、傷防止のテープを張ったりするとラケットの重量バランスは変わってきます。今回は、ヘッドライトをヘッドヘビーに調整したわけですが、インパクトにはラケットの剛性とともにハンマー効果というのが影響していると感じています。野球のバットを逆に持って打っても飛ばないように、ヘッドには適度な重量があった方が良い。皆さんも調整された事ありますか? MEATH社では取扱っていませんが、このようなバランスウェイトが市販されていますので必要に応じて試してみてください。
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