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​Meath Magazine

Vol.2

美しき天才ストローカー、

マレーバ 。

その強さの秘訣は?

2025年3月1日

文、構成:ミース編集部

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Manuela Maleeva(マニュエラ・マレーバ )

生年月日:1967年2月14日身長:173cm、体重:58kg、利き手:右、バックハンド:両手打ち、ブルガリア・ソフィア出身の元女子プロテニス選手。姉妹プロテニス選手として有名な「マレーバ3姉妹」(マニュエラ、カテリナ、マグダレナ)の長女である。スイス人であるコーチのフランソワ・フラニエール(Francois Fragniere)と結婚して、国籍もブルガリアからスイスに移住した。シングルス自己最高ランキングは3位。WTAツアーでシングルス19勝、ダブルス4勝を挙げる。日本でも4つのトーナメントで優勝した。出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

歴代美人プロテニスプレーヤーとしてぜひ1票入れたいマニュエラ・マレーバですが。彼女の強さの秘訣はどこにあったのか、今改めて考えてみたい。ちなみに、筆者である私と同い年だった!  さて 本題ですが、動画を見てもわかるように身長173cmは決して高いわけではない。対戦相手のヤナ・ノボトナが175cm。同時期活躍していたネットプレーの名手パム・シュライバーさんが183cmだからマレーバはどちらかと言えば低い方だ。決してビッグサーバーではない。強烈なストロークがあるわけでもない。積極的に前に出る戦術があるわけでもない。だが、彼女は強かった。近年の試合と比べればボールスピードやテンポは違いますが、テニスは速さだけではないのだという事を改めて考えさせてくれる。動画の中では、そんなマレーバのお手本のようなコース取りを垣間見る事ができる。シングルスでは、どこに返球すれば自分が優位に立てるのかという、1vs1の位置関係が重要になる。むしろ、速い球で返さない方がいい時だってあるのだ。後半は、ノボトナも自分のペース(バックハンドスライスからのアプローチでネットプレー)でポイントが取れずに苛立ちを見せる。破壊的なビックサーブや強力なストロークでポイントを稼ぐ事も現代プロのスキルとして重要かもしれないが、本質的には忘れてはいけないことがある。それは、返球率と1vs1の位置関係なのだ。骨格と言ってもいい。そして、マレーバの強さの秘訣がそこにある。ここに返すと、次はこうなるというロジックと駆け引き。それこそがハイレベルな”ゲーム”というものではないだろうか?  読者の皆さまはどうお考えだろう? 古典というほど古くはないが、昔の技術の中には学ぶべき点が数多くある。だって、実のところ人間なんか昔も今も身体能力や知能に大した差はないのだから。ダーウィンに聞いてもいいが、進化のスピードはそんなに早くない。変わったのは、携帯電話と自分が歳をとったということぐらいなのだ。それでは、能書きはこれぐらいにして今日も練習に励もう! 人生は短いんだ、早くしないと死んでしまうゾ。 

 

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